ゲーム機本体

GBA IPS液晶v2の画質を検証してみた

はじめに

前回の記事に書いたように、ゲームボーイアドバンスをIPS液晶に交換したので、最近は専らゲームボーイアドバンスで遊んでいます。

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ただ、本当にIPS液晶って綺麗なのだろうか。
他の液晶と比較して、実際はどうなんだろうかと気になったので、実際に比較・確認してみたので記事にしました。

検証したソフト

検証に利用したソフトはこちら。

ファミコンミニ スーパーマリオブラザーズ
です。
このソフトだけは、手元に2本あったので、一緒に画面を比較するのに丁度いいと判断しました。
(間違えて2本購入したのは、この為だったと思うことにしました)

検証結果

基本的に輝度は最大(最も明るい状態)で確認しました。
ちなみにGBAの標準の液晶の基本スペックは240×160ドットですが、GBAのIPS液晶は4倍の解像度という触れ込みなので、たぶん480×320ドットと思われるのでそう記載しています。
(正直、実際に表示されるのは240×160ドットの内容なので、アップコンバートしてくれる訳でも無いので解像度が高い事にどれだけ意味があるかは不明ですが・・・)

比較1:GBA IPSv2 と DS Lite


上部:GBA IPS液晶v2
(解像度4倍との事なので480×320ドット?)

下部:Nintendo DS Lite(純正品)
3インチ透過型TFTカラー液晶(256×192ドット)
液晶保護フィルム付き

基本的にはどちらも綺麗ですね。ただ、DS Liteは液晶保護フィルムをつけているのと、GBA IPS液晶はプラスチックでなくガラス製のスクリーンが付属されていて、そちらに変えてあるので余計に綺麗に見えるかもしれません。

DS LiteでGBAゲームをプレイすると小さく見える


ちなみにDS Liteは3インチ画面で、GBA IPS液晶とほぼ同等の画面サイズなのですが、DSのソフトの解像度はGBAより横が16ドット・縦は32ドット大きくなった為、GBAソフトをプレイする場合はこのドット分は表示されない為、表示画像としては小さく見えます。
確かに上記のマリオの画面は、画面サイズは同等のはずなのに、下のDS Liteの方が小さく見えますよね・・・。

参考までに、こちらの画像は、GBAの画面と、DS LiteをGBAではなくDSのソフトの画面とで比較したものです。
比較したソフトは、GBAとDSのどちらでも発売されていた逆転裁判を利用します。

ちょっとこちらの画像だけだと分かりづらいので、ゲーム画面を拡大してみます。
今までと同じように上部はGBAの画面で、下部がDS Liteの画面です。

画面のサイズはほぼ同等なのですが、下部のDS Liteは解像度が横16ドット・縦32ドットほど大きい分ので、情報が多く表示され流ようになっています。
具体的には、画面サイズが同じなのにDS Liteは解像度が高い為、画面が凝縮されて、表示されるキャラクターや文字が小さく表示されております。

DSのソフトをプレイする分には全く問題ありませんが、DSでGBAのソフトをプレイする場合は、この横16ドット・縦32ドットは表示されないので画面が小さく見えるという事が発生します。

ちなみに、こちらの画像だと下部のDS Liteの画面の方が綺麗に見える気がしますが、この写真を撮影する際、GBA IPS液晶の輝度を最大にし忘れておりましたので、それが要因かと思います。
GBA IPSの輝度を最大にすると、DS LiteもGBA IPSも、ほとんど遜色ないという実感です。

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カプコン
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カプコン

比較2:ゲームボーイミクロ と GBA IPSv2


上部:ゲームボーイミクロ
2インチ透過型TFTカラー液晶(240×160ドット)

下部:GBA IPS液晶改造版
(解像度4倍との事なので480×320ドット?)

次にゲームボーイミクロとの比較です。
ゲームボーイミクロの液晶自体は、DS Lite相当なので、こちらも非常に綺麗です。

どちらがいいかという事については、完全に好みの問題でしょうか。
個人的には自分の手のサイズ的に、ミクロよりも通常のアドバンスのほうが操作感がいいので、最近はゲームボーイミクロよりもIPS液晶のGBA本体の利用頻度の方が高いです。

比較3:GBA IPSv2 と 3DS LL


上部:GBA IPS液晶改造版
(解像度4倍との事なので480×320ドット?)

下部:Nintendo3DS LL
4.88インチIPS液晶(400×240ドット)
液晶保護フィルム付き

検証ソフト:ファイアーエムブレム 聖魔の光石
(ニンテンドー3DSはアンバサダー・プログラムで配信されていたもの)

次に、まだまだ現役な3DS LLとの比較です。
3DS LLでは、240×160ドットの情報を400×240ドットの画面に表示させる為、1.5倍の360×240ドットで表示させているようですが、そこまで画面が崩れて酷い印象は受けません。非常にうまく調整されていると思います。

ただ、液晶自体は、同じIPS液晶のはずなのですが、なんとなくGBAのIPS液晶のほうが綺麗に感じます。
(具体的に記載すると、黒の発色がGBA IPS液晶のほうがいい感じに見えます)
これはたぶん、液晶の質というより、GBAのガラススクリーンの効果でしょうかね。
それに3DS LLは液晶保護フィルムをつけているとういう事も理由としてあるかもしれません。

そして、参考までに今までずっと表示していたスーパーマリオブラザーズを3DS LLで表示させた画像ものせておきます。

ただ、3DS LLで動いているのは、GBAソフトであるファミコンミニのスーパーマリオブラザーズ(240×160ドット)ではありません。
3DSのバーチャルコンソールでダウンロード販売しているファミコンのスーパーマリオブラザーズ(256×224ドット)となります。
別のソフトとなりますので、画面サイズ・構成もよく見ると違いますのでご注意ください。

あくまで画面サイズの比較・発色の度合いの比較として参考程度にご覧いただければと思います。

比較4:SupaBoy S FC と GBA IPSv2


最後は、以前にコチラの記事でも紹介した、HYPERKIN社より発売されている「SupaBoy S FC」と、IPS液晶を搭載したGBAの比較についてです。

比較したソフトは、スーファミの「Mother2」と、GBAの「Mother1+2」です。

見ての通り、液晶の発色で言うなら、SupaBoyよりもGBA IPS液晶の方が綺麗に見えますね。
また、画像をクリックして拡大表示してもらうとよくわかるかと思いますが、SupaBoyは画面が少しボヤけて見えるのが特徴ですね。
ただ、このボヤけて見える画面については、スーファミはブラウン菅でプレイする事を前提に調整されておりますので、逆にボヤけて表示させる事で、ドットをくっきりと表示させるよりも画面が綺麗に見える側面もあるので、スーファミの画面の調整としては、これはこれでグッドだと思っております。

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任天堂
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任天堂


そして、同じようにSupaBoy S FCでスーパーゲームボーイでゲームボーイのソフトを動かしたときと、ゲームボーイアドバンスでゲームボーイのソフトを動かしてみたときの比較です。

タイトル的にはスーパーゲームボーイで動かしているのは「ポケットモンスター金」で、ゲームボーイアドバンスで動かしているのは「ポケットモンスタークリスタル」になります。

こうやって見ると、画面サイズはあまり変わらないので、SupaBoy S FCでゲームボーイをプレイするのではなく、ゲームボーイアドバンスでプレイしたほうが重量的にも軽いので、プレイするときはゲームボーイアドバンスがいいのかなと思いました。

まとめ

全体を通して、IPS液晶は非常に綺麗だったという印象です。
まだまだ現役の3DS LLと比較しても、全く遜色のない画面でした。

GBAで遊ぶのなら、IPS液晶に改造したハードで遊ぶのは快適なので、あらためてオススメします。

ちなみに今回の検証で利用したのは、前回も紹介しましたが、中華の通販サイト(AliExpress)で購入したものです。

AliExpress Gbaバックライト付きLCDスクリーンキット,10レベルの輝度LCDディスプレイ,gbaコンソールおよびプレカットシェル用

この記事が、購入を検討する際の参考になれば幸いです。

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