エヴァ破でアスカも使っていたワンダースワン!
前回の記事に書きましたが、ワンダースワンカラーの液晶画面を、バックライト付きのIPS液晶に交換したので、今回はそのIPS液晶の画質について書いていきたいと思います。
ワンダースワンハードワンダースワンカラー本体 クリスタルブルー
検証環境
色合い
まず、ワンダースワンカラー用のIPS液晶では、今回の色合いを8種類から変更できます。
正直、最初の1つ目の設定以外のカラーはしっくりこないというか、変です。
この色合いの設定は、ワンダースワンカラーではなく、ワンダースワン(モノクロ)のゲームをプレイする際の設定と考えておくといいかと思います。
モノクロだとこんな感じです。
緑色チックにして、初代ゲームボーイっぽく遊んでもいいかもしれません。
ちなみに以下の画像は、参考までにワンダースワンでも最後に販売されたモデルのワンダースワンクリスタルで上記と同じ画面を撮影したものです。
公式的にも普通の色ですね・・・。
なんか色設定って、あまり必要ないような気がします。
これからIPS液晶を設置する方は、思いきって色設定を設置しないのもありではないかと思います。
(今回のIPS液晶の色設定は、しっかりとしたボタンがある訳では無く、接触しただけで反応するタイプです。当方が実際に利用していて思うのは、意外と間違って触れてしまい色設定が変わってしまう事です。プレイ中は特に触れる位置でもないのでいいんですが、ちょっと移動などで本体を持つ時にどうしても・・・)
とりあえず、これから紹介する比較については、ワンダースワンカラーの設定としては最初の1つ目の設定で行きたいと思います。
また、輝度は最も高くして比較していきます。(画面を明るくします)
他のハードについても、調整できる場合は輝度を最大にした状態で設定します。
検証結果
ワンダースワンクリスタルとの比較
まず、はじめにワンダースワン公式との比較ということで。
ワンダースワンの最終モデルとなる「ワンダースワンクリスタル」と今回作成した「IPS液晶搭載ワンダースワンカラー」を比較したいと思います。
先ほどもワンダースワンクリスタルの画面の画像は出しておりますが、あちらはモノクロのソフトだったので、今回はカラーのソフトでの比較です。
ちなみにワンダースワンカラーで同一のソフトを2つ所持していない為、ファイナルファンタジー1と2の画面での比較となりますが、ご勘弁ください。
通常だとワンダースワンカラーよりもワンダースワンクリスタルの方が後継モデルで画面は綺麗でしたが、差は歴然ですね。
白色の発色を比べると、違いがわかるかと思います。
ゲームボーイアドバンスSPとの比較
次は、ゲームボーイアドバンスSPとの比較をしたいと思います。
ワンダースワンが現役ハードだった当時、ゲームボーイアドバンスでライト搭載のゲームボーイアドバンスSPが発売されたのなら、ワンダースワンも・・・!と期待していた方も多かったのではないでしょうか。
当方も、もちろん期待していました!
その後、ワンダースワンにゲームボーイアドバンスSPのフロントライト液晶を移植するといった猛者もいましたし。
比較ソフトは、ワンダースワンカラーと、ゲームボーイアドバンスのどちらでも発売されているタイトルで、両方とも所持していたファイナルファンタジー4を利用したいと思います。
これも差は歴然・・・。
当時からこれだったら覇権はワンダースワンだったのに!(無理ですが)
ちなみにゲームボーイアドバンスSPも大事に使っているつもりですが、2003年に購入したものなので、ライトが当時よりもヘタっていたりする可能性もありますし、そういった部分も考慮して頂けると幸いです。
ゲームボーイアドバンスIPS版との比較
以前、GBA専用IPS液晶交換キットを買って液晶を交換してみた(右寄り画面にならない対応方法)やGBA IPS液晶v2の画質を検証してみたの記事で紹介した、同じIPS液晶を搭載したゲームボーイアドバンスとの比較です。
どちらも同じ中華のIPSキットです。
ほぼ同スペックと思うのですが、比較してみると何か違いがあるかもしれないと思い、比較してみました。
比較してみた結論。
とちらも非常に綺麗です。
こうやって写真でみると、ワンダースワンの方が文字がボケて見えますが、これは当方の写真の撮り方が下手なだけですね・・・。
実機だとそんな風には見えません。
携帯用スーファミSupaBoy S FCとの比較
ついでなので、SupaBoy S FC(携帯型SFC互換機)レビューでも紹介した、SupaBoy S FCとも比較しました。
先に紹介したファイナルファンタジー4は、元々はスーファミ作品ですし比較できるなと思ったので。
せっかくなのでIPS版のゲームボーイアドバンスも合わせて比較してみました。
SupaBoy S FCの写真映りがイマイチですね・・・。
実際にSupaBoy S FCは、この写真ほど色が見えないと言うことはありません。
ただ、比較して見てみると、IPS版のワンダースワン・ゲームボーイアドバンスの方が、綺麗な感じなのは間違いありません。
液晶自体のクオリティが高いという事もあるでしょうが、IPS版はどちらもプラスチックではなくガラスレンズなので、そういった部分も綺麗に見える理由としてあるかと思います。
まとめ
ワンダースワンカラー用のIPS液晶は、非常にいいものです。
これからワンダースワンをプレイするのなら、絶対にやっておきたいカスタマイズですね。
このワンダースワンカラーのIPS液晶について、当方が購入・取り付けた商品はコチラの商品なので、一応リンクを貼っておきます。
中華の楽天とも言えるAliExpressのこちらのショップで、約5,000円で購入しました。
Hightlight Backlight Brightness IPS LCD Screen Kit For Bandai WonderSwan Color For WSC Game Console
ちなみにワンダースワンカラーの発売日は2000年12月9日です。
エヴァでセカンドインパクトが起きたのは2000年9月13日なので、アスカが持っているワンダースワンは、ワンダースワンカラーの前に発売されていたモノクロ版のワンダースワンで、セカンドインパクトの難を逃れた15年物だったのだろうか・・・と言う話ではなく。
当方が今回紹介したワンダースワンカラーも、発売日に購入したものなので、つい昨月、20周年を迎えてしまいました。
ゲーム機という、非常に進歩の早いハードウェアが、今回のようにカスタマイズを少しするだけで、また現役で利用しても差し支えない感じに復活するのはとても素敵ですよね。
ちなみにエヴァ破でのアスカが使っていたワンダースワンもバックライト搭載型と思われますので、ついに時代がエヴァの西暦2015年に追いつきましたよ!
冗談はさておき。
ワンダースワンが終息期当時も、やはり画面が見づらいといった理由もあって、ちょっと敬遠してしまったゲームを、この機会にプレイしてみようかと思っています。
もう、ショップにワンダースワンのソフトは種類をほとんど見かけませんが、ネットだと駿河屋なんかで色々と揃っているので便利ですね。
当方はワンダースワンのソフトは、こちらでよく物色しています。
(2021/7/13追記)
ワンダースワンカラーだけでなく、ワンダースワンクリスタルにも対応したIPS液晶の交換キットが発売されたようです。
この記事が、購入を検討する際の参考になれば幸いです。