ゲーム周辺機器

スーファミ実機でSwitch用スーファミコントローラーを使ってみた


今回はスーファミ実機で、今の最新のコントローラーを利用する方法について記事にしました。

はじめに

スーファミ実機で、Switch用のスーファミコントローラー(無線)を使いたい!

ちなみに、ここで記載するSwitch用のスーファミコントローラーは、Nintendo Switch Online加入者限定で購入できる、スーパーファミコン コントローラーの事です。

SFC実機に付属されている有線コントローラーは非常に操作しやすく・耐久性に優れている優秀なコントローラーですが、有線の線が1mと短いという欠点があります。
SFCの販売当時は、ブラウン管テレビが一般的でしたが、そのサイズの視聴距離から考えると、このコード長で全く問題なかったという背景はありますが、今現在では大画面の液晶テレビが当たり前となり、テレビからの視聴距離を考えると1mというのはかなり厳しくなってしまいました。

一応、コントローラーの延長ケーブルなんてものもあって、自分もこちらを利用していました。
ただ、、個体差もあると思いますが、延長ケーブルの取り外しがやけに固かったりと、ちょっと不便に感じることも。
せっかくだったら無線で快適にプレイしたいですよね。

そこで、今回はスーファミでPS4/PS3用コントローラーやWiiリモコン・Switchといったコントローラーが利用できるという、サイバーガジェットより2016年12月に発売された「8BITDO RetroReceiver FOR SFC」を使って、Switch用のスーファミコントローラーを接続する方法について紹介したいと思います。

利用方法

2020年6月5日に、8Bitdoサポートサイトにあるファームウェア(v1.36)が公開されました!

こちらを利用することで、無事にスーファミ実機でSwitch用のスーファミコントローラーを使えるようになります。

作業手順

まず、2020年6現在、こちらの商品を日本で取り扱っているサイバーガジェットサポートサイトにあるファームウェア、「8Bitdo Retro_Receiver ファームウェア(v1.30)」では認識しません。
利用するには、本家本元の8Bitdoサポートサイトにあるファームウェア(v1.36)にする必要があります。

準備するもの

・ファームウェアアップデートツール(8Bitdo_RR_win_Tools_for_Update.zip)
・ファームウェア(8Bitdo_NES+SNES_RR_Firmware_v1.36.zip)

どちらも、8Bitdoのサポートサイトよりダウンロード・解凍します。

実行方法

ファームウェアアップデートツールの「8Bitdo_Retro_Receiver_Tools_for_Update」を実行します。

実行すると、こんな画面が出てきます。
基本的にはこの画面の指示に従えばOKです。(日本語なのでご安心ください)

まず、「8BITDO RetroReceiver FOR SFC」のペアリングボタン(赤いボタン)を押しながらパソコンのUSB端子に接続します。

パソコンで「8BITDO RetroReceiver FOR SFC」が認識されると、レジーバーのLEDランプが緑色に点滅して、画面で「Retroレシーバーが接続されました」という情報と、ファームウェアのバージョンが下記のように表示されます。

この状態で、画面中央付近の「アップデート」ボタンを押すと、ファイル選択画面が出てきますので、先にダウンロード・解凍したファームウェアファイルの「8Bitdo_NES+SNES_RR_Firmware_v1.36.dat」を選択します。

すると、以下のように現在のバージョンと新しいバージョンが表示されるので、「アップデート」ボタンを押します。

進捗バーが動いていますので、しばらく待ちます・・・。
(当方の環境では1分程度かかりました)

以下のメッセージが表示されれば、ファームウェアのアップデートは完了です。

この状態で「8BITDO RetroReceiver FOR SFC」をスーファミ実機のコントローラー部に接続すると、LEDが青く点滅しますので、ペアリングボタン(赤いボタン)を押します。

すると、LEDの青い点滅が早く点滅しますので、この状態でSwitch用のスーファミコントローラーの下部にある「シンクロボタン」を押します。

すると、お互いに認識して、「8BITDO RetroReceiver FOR SFC」は青い点灯、Switch用のスーファミコントローラーは緑色の点灯に変わります。

これでスーファミ実機でSwitch用のスーファミコントローラーを使えるようになりました。

参考情報

コチラの記事でも紹介しておりますが、スーファミ互換機のSupaboyでも正しく使えました。

更にマルチタップでも利用できました。(こちらの画像では1Pは優先、2Pはマルチタップ経由で無線で利用しています)

まとめ

スーファミ実機でも無線でプレイできるのは素晴らしい!

それが任天堂の純正品であるSwitch用スーパーファミコンコントローラーだったら、尚更ですね。

スーファミ実機がまだまだ現役の方は、このNintendo Switch Online加入者限定で購入できる、スーパーファミコン コントローラーと、「8BITDO RetroReceiver FOR SFC」を購入できる今のうちに用意しておくと、ちょっぴり幸せになれるかと思います。

ちなみに、サイバーガジェットで販売されている「8BITDO RetroReceiver FOR SFC」は、2020年6月現在、Amazonだと品切れになっているので、大元の8Bitdoの商品を購入したほうが入手しやすいかと思います。

更に書くと、8Bitdoは中国の会社なので、中国の楽天市場とも言える中華の通販サイト(AliExpress)で購入すると安く購入できます。

そして更に参考までに価格を記載しておきます。
「8BITDO RetroReceiver FOR SFC」の2020年6月時点の価格を記載しておきますと、サイバーガジェットで販売されている商品は定価で4,790円。(Amazonの底値で3,300円程度)
Amazonで、本家本元である8Bitdoの商品を購入すると2,980円。
AliExpress(上記で紹介した中華の通販サイト)で8Bitdoの商品を購入すると2,000円弱。
といった価格になっております。

AliExpressで購入する場合、無料配送だと中国から船で来るので、配送に1ヶ月以上と非常に時間がかかったり、何かあった場合の返品の手前といった色々なリスクはありますが、参考情報として記載しておきます。

ちなみに当方はサイバーガジェットで1台、AliExpressで8Bitdoの商品を1台と、合計2台を利用しています。
2020年6月にスーファミ実機で、Switch用のスーファミコントローラーを利用できるようになったので、AliExpressで1台追加注文しました。
もちろん、サイバーガジェットで販売している商品も、元は8Bitdoの商品なので、形などに違いはありません。
どちらも全く問題なくスーファミ実機で利用できております。
(ちなみに2020年6月にAliExpressで購入した「8BITDO RetroReceiver FOR SFC」は、バージョンが1.34と、Switch用のスーファミコントローラーを利用できる1.36にアップデートを実行する必要がありました)

もし、興味を持った方は、AliExpressで当方が購入したショップの商品へのリンクを置いておくので、そちらをご参照ください。
AliExpress.com Product - 8Bitdo Bluetooth Retro Receiver Wireless dongle for SNES SFC Compatible with NES30 SFC30 NES Pro PS3 PS4 Wii U game controllers

そして届いた「8BITDO RetroReceiver FOR SFC」のパッケージの表と裏がこちらになります。
輸送の問題か、単に中華クオリティなのか、箱が歪んでおります。

箱は歪んでおりましたが、内容物としてはブリスターパックに守られていて、特に問題ありませんでした。
内容は本体と、PCとの接続に利用するUSBケーブルだけです。マニュアル等も特にありません。

(2021/11/10更新)
コロンバスサークルより、
(SFC/NewFC用)スーパーコンバーター(Switch/PS5/PS4/PS3用コントローラ対応)
が発表されました。2021年12月24日に発売予定です。

以下は、公式サイトからの引用です。

●SFC本体・NewFC本体で、Switch/PS5/PS4/PS3用の「コントローラ」を使って楽しもう!
本製品「(SFC/NewFC用)スーパーコンバーター」は、「Switch用Proコントローラ」「PS5用コントローラ」「PS4用コントローラ」「PS3用コントローラ」を、「SFC本体」「NewFC本体」の2機種で使用できる、“コントローラ変換アダプタ”になります。対応するコントローラは、USBコントローラ等の有線コントローラはもちろん、ワイヤレスコントローラにも対応!無線の快適な環境でゲームが楽しめるようになります。また、通常のコントローラだけでなく、「アーケードスティック」等のジョイスティックも使用することができますので、「アクションゲーム」や「格闘ゲーム」等をより本格的に楽しむ事が出来ます。
機能面では、コントローラの「ボタン割り当て設定」や「連射設定」などのカスタマイズ機能を標準搭載していますので、自分の遊びやすいようにゲームをプレイすることが出来ます。
かつて「FC用ゲーム」や、「SFC用ゲーム」をやり込んだ方に是非オススメしたい「スーパーコンバーター」。当時遊んだ名作の数々を、より一層便利に快適に楽しみましょう。

こちらの商品は、なんと有線コントローラーも使用できます。
記載してある通り、アーケードスティック等のアケコンをSFC実機で利用できるみたいです。

これは素晴らしいですね。
スト2とかのアーケード移植作品。SFC版はSFC版で味のあるので、それを現代のアーケードと同品質なアケコンでプレイするのも良し。
らんま1/2とか、幽遊白書とか、セーラームーンとか、バーチャルコンソールの移植は難しそうなアニメを元にしたゲームで遊んでみるのも良し。
シューティングなんかもいいですね。

新しい気分でプレイできるので、これは楽しみです。

この記事が、購入を検討する際の参考になれば幸いです。

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