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ロマサガ3.12をスーファミ実機で遊んでみた


今回はごく一部で有名なロマサガ3.12をプレイする方法について紹介したいと思います。

はじめに

スマホで配信されている「ロマサガ リユニバース」、皆さんも遊んでいますか?
当方はスマホゲーは、すぐに飽きてしまう事がほとんどなのですが、この「ロマサガ リユニバース」だけは継続的にプレイして楽しんでおります。

さて「ロマサガ リユニバース」は時間軸としてはロマサガ3の300年後の話です。
ロマサガ3のリマスター版も楽しみですが、配信は延期に延期を重ねて、2019年11月11日の予定、もうちょっとですね。

さて。11月11日になったらリマスター版をがっつりとプレイする予定ですが、それまでの繋ぎとしてプレイを始めたのは、こちらの「ロマサガ3.12」です。

この「ロマサガ3.12」は要するに改造版ロマサガ3というものです。
ロマサガ3をベースに、ロマサガ1や2、サガフロンティアのイベントを追加して、キャラクターが仲間になるというものですね。

ロマサガが好きで好きでたまらない有志によって作られている作品となります。

※著作権的には限りなくブラックなものですし、改造・同人活動が好きでない方はオススメしません。

ただし、ロマサガが好きで、上記に理解のあって自己責任でプレイする方なら非常にオススメな作品です!
(個人的には「ロマサガ リユニバース」もロマサガやらサガフロのキャラが入り混じっており、ある種同じようなコンセプトを感じるので、リユニバースが楽しめている方達は、同じようにロマサガ3.12も楽しめるかと思ってはいます)

このゲーム、基本的にはエミュレーターで楽しむ方がほとんどかと思いますが、せっかくならSFC実機でプレイしてみたいものですよね。

今回はロマサガ3.12をSFC実機でプレイする方法について書いていきたいと思います。

用意するもの

SFC実機でプレイするには、当然ながらソフトが必要です。

ただし、ロマサガ3.12が入っているROMカートリッジのソフトなんて、当然ありませんので、そこで使うのがSDカードといったフラッシュメモリからゲームを読み込める機械となります。

SFC版のマジコンと言ってもいいかと思いますが、ロマサガ3.12のromファイルをSUPER EVERDRIVEに入れる事でプレイできます。

SUPER EVERDRIVE

今回はSUPER EVERDRIVE CHINA VERを利用しましたので、それ以外だと保証はできませんが、SUPER EVERDRIVE相当の機械でも代用可能かと思います。
まあ、当方では他の機械と比較しても安いですし、簡単にAmazonでも購入できる「SUPER EVERDRIVE CHINA VER」を利用しました。
SUPER EVERDRIVE CHINA VERの使い方についてはコチラの記事を参照ください。

romファイル

まず、ロマサガ3のromファイルを準備してください。

romファイルをカートリッジから抽出するには吸出し機が必要となりますが、当方のオススメはSuperufo pro 8が使いやすくて便利だと思います、購入もAmazon販売・発送で買えるので安心ですね。

ちなみに注意点として、Superufo pro 8はレトロフリークでは動作しませんでした。

当方ではSuperufo pro 8の動作はSFC実機でしか確認できなかったのでご注意ください。

(2023/8/8追記)
レトロフリークを、とあるソフトウェアを使うことで吸出し機として利用できるようになった為、Superufo pro 8でなくレトロフリークを利用するのもいいかと思います。(入手難易度的にも)

ロマサガ3のromファイルの注意点として。
ロマサガ3.12を作る元となるromファイルとしては、ロマサガ3のバージョンが1.1で、更にヘッダ無しの状態のromファイルである事が必要です。

ロマサガ3のバージョン・ヘッダの有無はRS3ExTool2というツールで確認する事ができます。

※カートリッジ本体の判別方法は、裏にVの刻印がある場合はバージョン1.1らしいです。
無い場合は1.0のようですが、当方が所持しているカートリッジは1.0でした。

となると、バージョン1.1のロマサガ3を何とか探し出して吸い出さないといけないか?と思われるかもしれませんが、そうでもありません。
バージョン1.0でも大丈夫です。
RS3_1.0-200h_to_1.1.ips
こちらのパッチをあてる事で、バージョン1.0のromファイルを1.1にする事ができます。

パッチのあて方は、RS3ExTool2のパッチリストに「RS3_1.0-200h_to_1.1.ips」をドラッグ&ドロップするだけです。

さて、バージョン1.1のromファイルが準備できれば、それで終わりという事ではありません。
先にも書いた通り、「ヘッダ無し」のロマサガ3のバージョン1.1のromファイルが必要です。
(ヘッダを取ることを忘れないようにご注意下さい)

ヘッダの削り方
Stirlingを起動し、RS3ExTool2でヘッダありと判定されたROMを開いてください。ほとんどの列が00で埋まっていて、左の数字が00000200の列が 78 18 FB E2 で始まっているはずです。削るのは左の数字が00000000〜000001F0の列です。この範囲をマウスでドラッグして選択し右クリックで選択範囲の削除をして下さい。00000000の列が 78 18 FB E2 で始まるようになっていればOKなので、保存して終了です。

ハックロムの作り方

2019年現在、ロマサガ3.12の最新パッチverは「公開終了、再配布は製作者の要望により禁止されています。」となっております。
過去に配布されていてダウンロードしたパッチをお使いください。

あくまでミラーサイトがあって、そこから今でもダウンロード出来るのは秘密です・・・

先にも説明した「RS3ExTool2」というツールを使って、バージョン1.1のロマサガ3のromファイルにダウンロードしたパッチファイルを適応して、ロマサガ3.12のromファイルを生成します。
※元となるバージョン1.1のロマサガ3のromファイルは、色々なパッチをあてる度に必要になるので、作業する前にバックアップをとっておくのがオススメです。

簡単にパッチのあて方を記載しておくと、RS3ExTool2でromファイルを開き、パッチリストに適応したいパッチをドラッグ&ドロップしてパッチ適用ボタンを押すとパッチがあたります。
(同時に複数のパッチを適応できますが、リストの上から順番にパッチをあてる事になりますので並び順には注意が必要です)

作成したromファイルをSUPER EVERDRIVE CHINA VERに入れて、スーファミ実機で動作確認。
(単に動作確認をするだけなら、romファイルの作成はPCで行いますいし、PCで動作するエミュレータで確認した方が楽ですね)

うまく起動したら成功です、お疲れ様でした。

将来的な課題

今回はロマサガ3.12を目的としたので問題ありませんでしたが、参考までに記載しておくと「ぼくのかいぞうしたさいこうの3.12」は動作しませんでした。

スーファミの公式で発売されたromファイルの最大サイズが48Mbitとなっているので、それを越えた「ぼくのかいぞうしたさいこうの3.12」はファイルサイズの上限を越えたと判断されてしまって動作しないのかと思われます。

こちらもロマサガ3.12が終わったらプレイしたかったので残念です。

(2020/12/18追記)
SD2SNESを利用したところ、上記の「ぼくの版」ロマサガ3.12も実機で動作しました!
SD2SNESについての記事はコチラです。
SUPER EVERDRIVE CHINA VERではない、他のフラッシュメモリ型のスーファミカートリッジだとプレイ可能なものもあるのでしょうかね?
誰か試した方・知っている方がおちましたら、情報を頂けると助かります。

まとめ

やはり、ロマサガ3がスーファミのソフトなので、ロマサガ3.12もスーファミ実機でプレイするのはいいですね。

ちなみに当方では腰をすえてプレイするなら実機ですが、ちょっとした空き時間にプレイしたい場合は携帯型スーファミのSupaBoy S FCを利用しています。
(SupaBoyは実機なのかといった疑問は無視です。)

腰をすえてゲームをプレイする際は、実機がベストだと思いますが、ちょっとした空き時間でもプレイを楽しめるSupaBoyは非常にありがたいツールです。

プレイ方法は、実機からソフトを抜いてSupaBoyに挿すだけです。
スーファミは、セーブデータはソフト内で管理している為、ソフトを入れ替えればセーブデータも移動できますので、こうやって据え置きとモバイルと移動するのは楽でいいですね。

この記事が、購入を検討する際の参考になれば幸いです。

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