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これから始める天外魔境(2019年版)

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みなさん、天外魔境は好きですか?
天外魔境シリーズは、当時和風のRPGは珍しいといった点もあり、何よりもゲーム中に挿入されるアニメーションと声が話題になって、一世を風靡した作品だと思います。

これから天外魔境をプレイしたい、といった場合にどうしたらいいか。

現在2019年時点の情報をまとめてみましたので公開したいと思います。

PCエンジン作品

天外魔境はPCエンジンというハード、特に世界で始めてCDによるゲーム機を搭載したPCエンジン CD-ROM2というハードを牽引する作品だったので、まずはPCエンジンの作品を語るべきですよね。

まず、PCエンジンで発売された天外魔境シリーズのソフトは4本。
更に非売品でキャンペーンで配布されたソフトが1本の、合計5本があります。

  1. 天外魔境 ZIRIA (PCエンジン CD-ROM2、1989年(平成元年)6月30日発売)

    天外魔境はここから始まりました。
    PCエンジン CD-ROM2で発売された作品です。
    作曲として、メインテーマといった何曲かを坂本龍一氏が音楽を手がけています。
    ちなみにOVAにもなってます。

    このOVAは天外魔境III NAMIDA(限定版)に収録されております。こちらも非常にクオリティの高い作品でした。
  2. 天外魔境II 卍MARU (PCエンジン SUPER CD-ROM2、1992年(平成4年)3月26日発売)

    Iの世界から3年後を舞台とした作品。このIIが非常に面白かったです。
    こちらは前作のPCエンジン CD-ROM2のパワーアップ版、PCエンジン SUPER CD-ROM2で発売されました。
    当時のRPGはクリアまで20時間程度が多かったのですが、こちらは70~80時間と通常の3~4倍のボリュームがあって、そういった意味でもお得な作品でした。
    音楽はジブリ作品でお馴染みの久石譲氏。これも最高です!
    「わが道に敵なし!」
  3. 天外魔境 風雲カブキ伝 (PCエンジン SUPER CD-ROM2、1993年(平成5年)7月10日発売)

    IIの世界から1年後。IIのプレイヤーキャラクターであるカブキを主人公としたスピンオフ作品です。
    IIと同じようにPCエンジン SUPER CD-ROM2で発売されました。
    音楽はサクラ対戦やONE PIECEの主題歌でお馴染みの田中公平氏。
    このカブキ伝もどれも素晴らしい曲ばかりでした。
  4. カブキ一刀涼談 (PCエンジン アーケードカードCD-ROM2、1995年(平成7年)2月24日発売)

    カブキを主人公とした対戦型格闘ゲーム。
    プレイするにはアーケードカードというメモリが別途必要となる、PCエンジン アーケードカードCD-ROM2で発売されました。
    スト2と同じようにパンチが3つ、キックが3つの6ボタンでプレイするゲームです。
    PCエンジンの6ボタンを必要とするスト2といった格闘ゲームは、セレクトでパンチ・キックを切り替えて、スタート・Aボタン・Bボタンが弱・中・強ボタンとなるという操作になるのですが(別途6ボタンパッドを利用すれば普通にプレイできます)、この操作もある意味楽しかったりします。
  5. 天外魔境 ZIRIA SUPER CD-ROM2版

    IIやカブキ伝と同じようにPCエンジン SUPER CD-ROM2に移植されたIです。ゲーム内容に違いはありません。
    こちらはPCエンジンDuoの購入キャンペーンでもらえた非売品ですが、先着30,000名と大量に配布された為に今も中古で入手しやすかったりします。
    ロードの改善などもあるので、これからIをプレイするならコチラがオススメです。

PCエンジン作品をプレイするのに必要なハード環境

PCエンジンは非常に説明が難しいんですよね。
まず、PCエンジンは以下のような4つのソフトの種類があります。

  1. HuCARD
  2. CD-ROM2
  3. SUPER CD-ROM2
  4. アーケードカードCD-ROM2

天外魔境IはCD-ROM2(SUPER CD-ROM2の移植作品もあり)、天外魔境II 卍MARUと天外魔境 風雲カブキ伝はSUPER CD-ROM2、カブキ一刀涼談はアーケードカードCD-ROM2となります。
これから実機でプレイするとしたら、普通のPCエンジン本体だけではHuCARDのゲームしかプレイできませんので、CD-ROM2、SUPER CD-ROM2といったハードが必要です。

また、PCエンジンは沢山の種類のハードがあります。
どれを選んでいいのか非常に分かり辛いです。

それぞれ、どういった機器を用意すればいいのか順に記載していきたいと思います。

初代PCエンジンの場合

初代PCエンジンは、HuCARDのゲームしかプレイできません。
別途CD-ROM2が必要となります。

また、初代PCエンジンとCD-ROM2を繋げるにはインターフェイスユニットが必要です。

しかも、これだけだとまだHuCARDとCD-ROM2のゲームしかプレイできません。
SUPER CD-ROM2をプレイするにはシステムカード、アーケードカードCD-ROM2をプレイするにはアーケードカードPROをHuCARDのスロットに挿すことが必要です。
※アーケードカードProがあれば、アーケードカードProはシステムカードの役目も果たしますので、システムカードは不要です。

これで初代PCエンジンでも天外魔境シリーズがプレイできます。

コアグラ・コアグラ2、スーパーグラフィックスの場合

他にもPCエンジンはコアグラフィックス、コアグラフィックス2、スーパーグラフィックスといった種類があります。
コアグラフィックスはコンポジット端子(赤・白・黄色のケーブル)といったAV端子で接続できるので、今なら用意するのであれば初代ではなくこちらがオススメです。
コアグラフィックス2は、コアグラフィックスとスペック的には同じなのでどちらでもいいと思います。
スーパーグラフィックスはグラフィック機能を強化した上位モデルになります。専用ソフトも数本ありますが、天外魔境的には関係ないので、こちらをわざわざ選択する必要まではないかと思います。
コアグラフィックス・スーパーグラフィックスといったモデルであれば、直接SUPER CD-ROM2を挿すことが出来るので、インターフェイスユニットは不要となります。


ただ、これだとアーケードカードCD-ROM2のタイトルがプレイできません。プレイするにはアーケードカードDuoが必要です。
※SUPER CD-ROM2なので、システムカードの役割は必要ありませんが、アーケードカードDuoではなくアーケードカードProでも大丈夫です。価格が高いのでわざわざ選択する必要は無いかと思いますが。

これで、コアグラフィックス、コアグラフィックス2、スーパーグラフィックスといったハードでも天外魔境をプレイできます。

PCエンジンLTの場合

他にも画面付きのPCエンジンLTといったハードでもプレイできますが、これを選ぶのは相当な変態だと思います。(褒め言葉)
上記に記載したSUPER CD-ROM2を接続できますが、その場合は別途接続アダプターが必要です。


これもアーケードカードCD-ROM2のタイトルがプレイできませんので、プレイするにはアーケードカードDuoが必要です。
これで、PCエンジンLTでも天外魔境をプレイできます。

PCエンジンシャトル・PCエンジンGTの場合

PCエンジンシャトル、PCエンジンGTはCD-ROM2を拡張できないので、天外魔境をプレイしたい場合は選択してはいけません。

そう言えばPCエンジンGTは、ハイスコアガールで主人公のハルオが学校でスト2ダッシュをプレイしていましたね。

PCエンジンDuoの場合(本命)

さて、これだけのハードをこれから揃えるのは、かなり面倒ですし金額も高くなりますので、これから入手するならセットで一体となったPCエンジンDuoをオススメします。
HuCARDとCD-ROM2のゲームはそのままで楽しめるので、この本体だけで天外魔境、天外魔境2、カブキ伝の3本はプレイできます。
PCエンジンDuoは、PCエンジンDuo、PCエンジンDuo-R、PCエンジンDuo-RXといったモデルがあります。
Duoはグッドデザイン賞を受賞したほどで、デザインが素晴らしいですが、初代のモデルなのでかなり故障が多いようです。
Duo-R、Duo-RXは改良モデルなので、このどちらかがオススメです。
ちなみに当方はDuo-Rを所持、愛用しております。

ただし、DuoはアーケードカードCD-ROM2には対応していませんので、カブキ一刀涼談をプレイするには、PCエンジンDuo用のアーケードカードをHuCARDの挿入口に挿すことが必要です。

これで、PCエンジンDuoでも天外魔境をプレイできます。
用意するのはDuoとアーケードカードだけなので、これが一番スマートかと思います。
当方は、天外魔境IIIがアーケードカード専用ソフトという情報を受けて、当時アーケードカードを準備して待っていた人間の1人です(泣)。

(補足)CD-ROM2のゲームの嗜み

CD-ROM2・SUPER CD-ROM2のソフトは、ときどきリードエラーを起こします。(2~3時間に1回程度)
※ちなみにDUO-R、DUO-RXといった後期に発売されたモデルのほうがエラー頻度は少ないみたいです。

リードエラーが発生した場合の策としては、
1.とりあえず待つ(20秒~30秒程度で復帰する事がある)
2.CDの入っている蓋あたりを軽く叩く。(時間はかかるがこれで復帰する場合もある)
3.最後の手段として、CDの蓋を開ける。回転しているCDが飛び出る場合もあるので注意。そして蓋を閉じると大抵は再帰します。
4.これ以上は無理です。残念ながらリセットして最初からです。

とまあ、ちょっと面倒ですね。
ゲーム中にふとプレイが中断されるのも、没頭していた世界から戻る感じで、ちょっとイマイチですよね。

PCエンジンのまとめ

以上のように、PCエンジンはかなり手間のかかりますので、これから天外魔境をプレイするだけであれば、PSPで発売されている「天外魔境コレクション」を購入すれば、この1本で4本の天外魔境がプレイできます。
PC Engine Best Collection 天外魔境コレクション(2008年(平成20年)7月31日発売)

ダウンロード版があれば、PSvitaでもプレイできるのですが、残念ながらダウンロード版は2019年2月現在配信されておりません。
PSvitaは今年で生産が終了という話ですし、これからだと配信は厳しいでしょうかね。

ただし「天外魔境 ZIRIA」と「天外魔境II 卍MARU」はPCエンジンアーカイブスで配信されております。
これならPSP、PSvita、PS3といったハードでもプレイできますので、こちらもオススメです。

せめて「天外魔境 風雲カブキ伝」も配信されて欲しいタイトルなのですが、PCエンジンアーカイブスは、今は亡きハドソンが全て配信をしておりました。
2009年~2011年までに毎年10タイトル以上のソフトが配信されておりましたが、ハドソンがコナミに吸収・解散された2012年からは新しく配信がされていない為、もう無理な可能性が高いのが残念です。
順番的に考えると、次くらいに必ず入ったタイトルだったと思うのですが。


PCエンジン以外のハード作品

天外魔境は、PCエンジン以外のハードにも発売されております。

  • 天外魔境 真伝(ネオジオ、1995年(平成7年)7月28日発売 / ネオジオCD、1995年(平成7年)12月8日発売)

    ネオジオで発売された対戦格闘ゲームです。
    グラフィックも良く、ゲーセンで結構プレイしました。
    卍丸といったRPGのキャラクターを、この手で動かすことが出来るというだけで楽しかったです。
  • 天外魔境 電脳絡繰格闘伝(PC-FX、1995年(平成7年)7月28日)

    PC-FXというPCエンジンの後継機・・・のはずだったハードで発売されました。
    対戦格闘というジャンルですが、よくあるスト2方式ではなく、アニメで戦います。
    近所のゲーム屋でFXのデモが流れている際、よく見ました。
    まあ、お祭りゲーですね。
  • 天外魔境ZERO(スーパーファミコン、1995年(平成7年)12月22日発売)

    スーファミで発売された天外魔境です。
    過去のシリーズとの繋がりはなく、この1本だけで楽しめるRPGです。
    ソフトに時計が入っていて、実際の時刻によってイベントが発生したりと、面白い要素も多かったです。
    スーファミなので声が無いですし、天外魔境としてどうなんだ、と購入前は不安でしたが、買ってみたら非常に楽しめた作品です。
  • 天外魔境 第四の黙示録(セガサターン、1997年(平成9年)1月14日発売)

    サターンで発売されたRPGです。
    ZEROと同じように時計と連動します、こちらも全体的に良作。
  • オリエンタルブルー 青の天外(ゲームボーイアドバンス、2003年(平成15年)10月24日発売)

    ゲームボーイアドバンスで発売された外伝。
    ゲームボーイアドバンスというハードですが、なかなかのボリュームがありました。
  • 天外魔境III NAMIDA(PlayStation 2、2005年(平成17年)4月14日発売)

    長い沈黙を破って発売された、ナンバリングタイトルであるIII。
    結果としては、ちょっと残念な結果となってしまいました。
    IとIIの勢いのまま、当初の予定通りにPCエンジンなりアーケードカードでIIIがリリースできれば、絶対に名作になったんだろうと未だに思っております・・・。

リメイク・移植作

  1. 天外魔境II MANJI MARU(ゲームキューブ/PlayStation 2、開発:スティング、2003年(平成15年)9月25日/10月2日発売)

    音楽はいいのですが、ゲームのテンポが悪くなった感じがイマイチでした。
  2. 天外魔境II MANJI MARU(ニンテンドーDS、2006年(平成18年)3月9日発売)

    よく言えばPCエンジン版に忠実。悪く言えばそのまんま。
    しかし、先のPS2/GC版の反省として、そのままがベストだったんじゃないかと思います。
    手軽にDS、3DSといったハードで天外IIをプレイできるのでオススメです。
    あえて難点を挙げるとしたら、ヘッドホンで聞き比べると分かりますが、音質はPSP版のほうがいいですね。
    ここはDSの仕様的に仕方ないかと思います。
  3. 天外魔境 ZIRIA〜遥かなるジパング〜(Xbox 360、開発:スティング、2006年(平成18年)3月23日発売)

    Xbox360というハードで、かなりマイナーな作品となってしまっているのが勿体無いですが、素晴らしいリメイクだと思います。
    王道のRPG、かなり展開が進まないと仲間が増えなくてストレスにもなった初代ですが、本作は色々なシーンで大蛇丸が手を貸してくれたりと、非常に遊びやすくなっている作品です。
    これこそが天外Iの完全版だと思います。
    出荷本数が少ないのか、プレミア価格になってしまっておりますので、ゲームオンデマンドのダウンロード販売で購入がオススメです。
  4. 天外魔境 第四の黙示録(PlayStation Portable、2006年(平成18年)7月13日発売)

    PSPに移植された第四の黙示録。
    追加要素も増えておりますし、これからプレイするならこちらがオススメです。

まとめ

これから天外魔境をプレイする際のオススメとしては以下です。
まずは名作であるIIをプレイするとして、ニンテンドーDSの「天外魔境II MANJI MARU」、もしくはPSP・PSvita・PS3のゲームアーカイブスで配信されている「天外魔境II」。
次にIをプレイするならXbox360の「天外魔境 ZIRIA〜遥かなるジパング〜」。
その次はPSPの天外魔境コレクションで「風雲カブキ伝」。




天外魔境IIの移植作は、ゲームアーカイブス版も含めて表現の変更等を入れてあるようなので(詳細はWiki参照)、拘る方は頑張って実機を用意してみましょう。
当方は実機もありますが、ほんの少しの表現の違いなので、移植作で十分です。

ちなみにPCエンジンCD-ROM2に対応した互換機であるPOLYMEGAのプレオーダーの発売が2019年の4月からなので、こちらの状況によっては選択肢としていいのかもしれませんけどね。

また、天外魔境IIのプレイするときのお供として、攻略本のオススメは「天外魔境II 卍MARU 公式ガイドブック」です。
当方は、技減らしの天狗の情報の為に、当時こちらの本を購入しました。
単なる攻略なら攻略サイトで十分ですが、ノスタルジックに浸るなら攻略本でしょう!

ちなみに、PCエンジンのソフトについての書籍は、こちらのPCエンジンコンプリートガイドが非常に素晴らしい出来でした。
PCエンジンで発売された全ゲームソフトが、ゲーム画面・パッケージ・ディスクの写真で紹介されております。
ゲームのカタログを眺めている感じで、これを見ているだけで非常に楽しめます。


また、2月26日に発売予定のPCエンジン&PC-FXパーフェクトカタログもAmazonのサンプルページを見る限り、非常にクオリティが高そうなので期待しております。

他の外伝作品はお好みで。とりあえず上記をプレイして天外魔境が気に入ったらプレイしてみることをオススメします。
「天外魔境ZERO」と「第四の黙示録」は、天外魔境の世界観が気に入ったのなら、非常に楽しめかと思います。

それと、天外魔境のキャラクターデザインをした辻野芳輝氏の画集が発売されております。
天外画廊:辻野芳輝画集

2017年になって、まさか天外の画集が発売されるとは思っておりませんでした。
画集だけあって、ちょっとお値段は高いですけど、本を開くだけで天外の世界観を堪能できますので、こちらも非常にオススメです。


この記事が、購入を検討する際の参考になれば幸いです。

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