MEGASOFTより発売している、「3Dマイホームデザイナー12」を使って、注文住宅の間取り・レイアウトを検討をしました。
住宅用のシミュレーションソフトはフリーソフトも含めて様々なソフトがありますが、こちらの「3Dマイホームデザイナー12」は有償のソフトになります。
(Amazonのダウンロード版で9,000円程度)
ちなみに実際に打ち合わせをしているハウスメーカーからいつも出てくる間取りといった資料も、この「3Dマイホームデザイナー12」の上位版である「3DマイホームデザイナーPRO9EX」辺りを使っていたりするかと思われますが、そちらは価格としては10万円といったソフトになりますので、当方が利用した「3Dマイホームデザイナー12」は廉価版で機能制限がかけられております。
正直、利用前はフリーソフトでも十分だろうと思っていたのですが、ネットの口コミといった評判を見ていくと評価が高いですし、住宅自体が非常に高い買い物なので、仮にこのソフトを使う事で1つでも住宅の失敗が無くなれば、それだけで十分に元が取れると思ったので、こちらの「3Dマイホームデザイナー12」を購入、結果として非常に満足いくものだったので、記事として紹介してみたいと思います。
購入方法
まず、結論としてはAmazonのダウンロード版で購入するのが値段的にもベストだと思います。
最安で購入する方法は、パッケージ版を中古で購入するのが安いと思いますが、こちらのソフトで中古は絶対にオススメしません。
理由としては、オンラインで家具や家電データを受信して利用できる「データセンター」機能が中古だと使えないからです。
「データセンター」機能を利用することで、本物の家具や家電のデータを使ったインテリアを間取りに設置する事ができます。
一応、元から家具や家電のデータも入ってはいるので、そちらを配置し、実際の大きさに変更してみてもおおよそのイメージは掴めるかと思います。
ただ、本当に「データセンター」の機能が活きるのは、外観である窓枠や玄関ドア、屋根材や外壁、部屋の床といった情報について、実際に建てようと思っている家で使おうと思っていた製品がそのままデータとして選択する事が出来たので、非常に良いものになりました!
この「データセンター」機能、新品で購入してライセンスキーを登録すれば6ヶ月間無料で利用できますが、この有効期限が切れたり、個別に契約すると、6ヶ月間で6.480円(税込)の費用がかかります。
Amazonで購入すればダウンロード版が8,962円なので、もし中古で入手するなら3,000円程度でパッケージ版を購入できないと損だと思います。
(それと、インターネットを通してのライセンス認証という仕組みもあるので、あまり中古で入手したというのがメーカーに知られるのも面白くないですし)
その為、Amazonからダウンロード購入するのがオススメです。
公式でもダウンロード販売、時々キャンペーンとかもやっているようですが、Amazonの方が安いですし。
(2018/7/18追記)
2018年7月16~17日のAmazonプライムデーに、数量限定で「3Dマイホームデザイナー12」が特価で販売されておりました。
プライムデーで販売されていたのが「3Dマイホームデザイナー12 グラフィックパック」だったという理由もあるかと思いますが、それでもダウンロード版の方が数百円ほど安かったので、購入するのならやはりダウンロード版が良いかと思います。
使ってみて
使ってみた結果、色々なメリットがありました。
メリット
まずは使ってみて得られた知見というか、メリットについて
- 所持している家具が、実際にどんな形に配置されるか確認できた。
(新居に引っ越しの際に、新しく購入しようと思っている家具についても、どの程度のサイズがいいのか想像できた) - 家具を配置してみて、窓の位置に問題を発見。
- インテリアコーディネートで決めた色を、再度全体で確認する事ができた。
(部屋の1面にアクセントクロスを入れた部分など、人の視線がどのようになるのか確認できた。) - 日当たりの計算をする事で、外構の位置を検討するのに役立った
(家の中については、日当たりは困っている事は無かったので特に利用しなかった) - 外構のイメージ
(ハウスメーカーで細かく合わせたものと違い、いまいちイメージのつかなかった外構について、イメージを作る事ができた) - 家具の配置を決められた
(実際に使っている家具を配置したので、これを元に配置すれば引っ越しの際もスムーズにできると思われます) - クラウドにデータをアップロードする事によって、スマホのソフトで閲覧する事もできる
(通勤中の電車内でも色々と妄想考える事ができた) - イメージをビジュアル化する事で、その後に住むイメージを想像できた
(何よりも、これが非常に大事だと思います)
デメリット
いくつかデメリットというか残念だった点
- 細かい屋根が指定できなかった。
(上位のエディションであるPRO版なら出来ます)
→ハウスメーカーからの資料では、正しい情報があがってくるので諦めた。 - クラウドにデータをアップロードした際、他の人にも見られる
(有料会員になればクローズドにする事も可能です)
→日々、色々な人からかなりの数の情報がアップされているので気にしない事にした。
感想
正直、操作としてはマニュアル等は一切見ないで、直感的に操作していきましたが、何とかなりました。
(後で簡単にマニュアルを読んで、もっと効率的にセットできたと多少後悔もしましたが・・・)
こちらのソフトを利用するタイミングのオススメとしては、これから住宅を検討しようと思っているように間取りがゼロベースな時ではなく、ある程度ハウスメーカーと打ち合わせをして、ハウスメーカー選択の際に出てきた間取りを元に書き起こして利用するのがいいかと思います。
この時点では、まだ細かい家具・外観とか必要ないので「データセンター」機能の契約は不要だと思います。
そしてハウスメーカーも決まり、間取りや細かなインテリア等も仮決定して、後は本契約・・・という前に最終確認として、全てのデータを細かく入力していくのがいいかと。
この時点で「データセンター」機能を活用するのがベストだと思います。
これらの期間は半年間も必要ないので、パッケージに付いてくる「データセンター」機能が利用できる期間で十分だと思います。
最近はフリーソフトばかりで、こういった有償のPCソフトを買う機会はめっきり減ってしまっていましたが、これは買って良かったと思っています。
家は高い買い物なので、1つでも失敗があると、それだけで数万円~数十万円の損失かと思います。このソフトで事前に1つでも問題を見つける事が出来たのであれば、それで1万円なら十分に元は取れたと思います。
(2023/7/27追記)
家を建てるのにこちらの3Dマイホームデザイナーを利用して、もう5年が経過しました。
お陰様で、かなりイメージ通りの家が建てられたと思います。仮に、もう1度家を建てる事があったとしたら、当時よりもちょっと値段は高くなっているみたいですが、またこちらのソフトの最新版を利用したいと思っていますので参考までに。
この記事が、購入を検討する際の参考になれば幸いです。