ハイスコアガールといった作品で語られている、90年代のゲーセン(ゲームセンター)。
そこに鎮座していた大きな筐体、ガンシューティングゲーム。
今回はそんなガンシューティングゲームを家庭でプレイできるようにした、ガンコン2について記事にしてみました。
ガンシューティングの魅力
まず、ガンシューティングの魅力についてです。
スト2をはじめとした当時大流行した格闘ゲームは、基本操作・システムを理解しないと難しいのですが、ガンシューティングゲームは非常にシンプルな操作で、初めてプレイする際にも楽しくプレイできるのが魅力だったと思います。
また、友人と一緒に協力プレイできるのも魅力でしたね。
それに、銃を持つ非日常感、ゲーセンでしか味わえない大きな筐体で大迫力でプレイ、そんな夢と希望が詰まったゲームでした。
家庭用ガンシューティング
上記に記載したように、こんな魅力あるガンシューティングゲームを、またプレイしてみたいと思いませんか?
結構マニアックなので知らない方も多いですが、ゲーセンのアーケード版から家庭用に移植されたタイトルも多かったりします。
もちろん普通のコントローラーでプレイするのではなく、銃の型をしたコントローラー、ガンコントローラーも発売されております。
ガンコントローラーの歴史としてはファミコン時代から光線銃といった機器はありましたが、個人的にオススメなのは、PS2で発売されていたガンコン2です。
オススメする最大の理由は、対応しているPS2の時代辺りからゲーセンのタイトルが完全移植されたクオリティになっているのと、ガンコン2に対応するタイトル数が多い(それもアーケードから家庭用ゲームに移植されたタイトルが多く出ている)、それとガンコン2自体の出荷数が多いからか中古で安く購入できるからです。
注意!
初代ガンコンとガンコン2は別商品です。
初代ガンコン対応ソフトはガンコン2では遊べず、ガンコン2対応ソフトは初代ガンコンでは遊べません。
更に注意点。ガンコン2を使うには「ブラウン管テレビ」が必要です。
どうしても液晶モニタやプロジェクタでプレイしたい場合は以下のような機器が必要になります。
しかしながら、これだと結果として高額になってしまうかと思いますので、ブラウン管の環境を用意できるのであれば、ブラウン管でのプレイをオススメします。
ちなみに2018年現在、ブラウン管テレビはメルカリなどで安く買えます。
(むしろ処分しようとするとお金がかかるのでタダでも引き取ってもらいたいレベルかと)
まあ、ブラウン管テレビは場所を取りますし、非常に重くて移動も大変なので、今から購入するのはかなりの勇気が必要とは思いますが、今後は入手が難しくなる可能性は高いですし、1台持っておくのもいいかと思います。
また、利用できるブラウン管として、ハイビジョンに対応したブラウン管は、これまたガンコン2は動かないので注意です。
それと参考までに。
PS2よりも新しい作品は、液晶でもプレイできます。
具体的にはPS3でガンコン3や、WiiでWiiザッパーといった方法になるかと思いますが、対応タイトルが少ないのが残念なんですよね・・・。
PS4といった現行機種で「タイムクライシス全部入り」とか、「ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド全部入り」とか、液晶にも対応したガンコントローラーも合わせて販売してくれる事に期待します。
という事で、今回はガンコン2に対応するPS2ソフトの紹介をしていきたいと思います。
また、参考までに2018年11月時点の中古の価格(駿河屋調べ)を記載しておきます。
ガンコン2対応ソフト(アーケードから移植された作品)
タイムクライシス2
やはりガンコン2といったらコレ、タイムクライシス2です。
PS2の性能を活かし、ゲーセンよりもグラフィックが良かったりするガンコン2のローンチにして素晴らしいタイトルでした。
ちなみにブラウン管テレビと、PS2が30000番台より前の機種が、それぞれ2台あれば、iLink(IEEE1394)端子でPS2を接続しての2人同時プレイはゲーセンの環境に匹敵するであろう非常にロマン溢れる環境です。
(2018年11月時点、中古参考価格400円)
タイムクライシス3
タイムクライシスシリーズの3作目。
前作をよりパワーアップさせたタイムクライシス3です。
ちなみにタイムクライシス2とタイムクライシス3のゲーセンの筐体(アーケード版)は、なんと2017年10月まで修理サポートが行われていたようです。今は流石に部品調達難で終了してしまったようですが・・・。
まあ、1996年タイムクライシス、1998年タイムクライシス2、2003年タイムクライシス3が稼動したと考えると、15~20年という非常に長いスパンで修理サポートを受けていてくれたのですから、それだけでも人気が伺えるものですね。
まあ今の時代、 部品については3Dプリンタといったデバイスを活用する事で何とかなるようにも思いますが、なかなか図面化するコスト等を考えると厳しいのでしょうかね。
(2018年11月時点、中古参考価格528円)
ガンバリコレクション プラス タイムクライシス
ガンバレット、ガンバァール、ガンバリィーナ、タイムクライシスの4タイトルがセットになったパックです。
これでタイムクライシスの1~3迄がPS2の1台でプレイできます。
また、他の3タイトルも面白いですよ。
ガンバレット、ガンバァール、ガンバリィーナと、どれもガンコンを使ったミニゲーム集です。
友人とプレイすれば盛り上がること必至な1本です!
(2018年11月時点、中古参考価格1,330円)
ヴァンパイアナイト
吸血鬼を退治するガンゲー、ヴァンパイアナイトです。
ぱっと見た感じはセガの「ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド」のようなゲームですが、ナムコとセガと共同開発で作られたゲームのようなので、それも納得です。
家庭用ならではのやりこみ要素もあり、ゲーム自体の爽快感もあり、非常に楽しめるゲームです。
個人的には、もしガンコン2を持っているのにプレイしていないのなら、絶対にオススメするソフトですね。
(2018年11月時点、中古参考価格378円)
ガンサバイバー2 バイオハザード CODE:Veronica
バイオシリーズからのガンゲー、ガンサバイバー2 バイオハザード CODE:Veronicaです。
こちらもとても面白いゲームなのですが、アーケード版は2人プレイできたのに、PS2版だと1人でしかプレイできないのがちょっと残念なポイントですかね。
(2018年11月時点、中古参考価格740円)
ニンジャアサルト
戦国時代が舞台なのに、何故か忍者が銃を武器に戦うという異常な世界感で繰り広げられるガンシューティング、ニンジャアサルトです。
ちなみに連射ゲーです。狙撃ではないので爽快感バツグン。手が疲れるまで撃ち尽くせます!
(2018年11月時点、中古参考価格700円)
バーチャコップ リ・バース
バーチャコップ1、2のリメイク移植。こちらはセガサターンでも発売されていますね。
ガンシューティングの入門編という感じで、非常にプレイしやすいタイトルです。
(2018年11月時点、中古参考価格1,678円)
デスクリムゾンOX+
クソゲーと名高いサターン版のデスクリムゾンの続編になりますが、初代と違ってしっかりと遊べるものになってます。
クライシスゾーン(日本未発売、海外のみで発売)
タイムクライシスの外伝。
日本でもゲーセンで稼動してましたが、何故か日本では家庭用は発売されずに海外だけで発売されたゲームです。
だからと言って北米版のソフトを購入しても、動作させるには同じように海外版のPS2が必要になるので注意。
ちなみに韓国版だと日本の本体でもプレイできます。
ガンコン2対応ソフト(家庭用作品作品)
ガンサバイバー3 ディノクライシス
他のガンサバイバーシリーズでは敵はゾンビですが、こちらの敵は恐竜です。
普通のコントローラーでもプレイ可能なので、ガンコン2でわざわざ遊ぶ必要はないかもしれませんが。
1人プレイ専用なので、じっくりと遊びたい場合にどうぞ。
(2018年11月時点、中古参考価格310円)
ガンサバイバー4 バイオハザード HEROES NEVER DIE
上記と同じガンサバイバーシリーズ。
こちらも同じく普通のコントローラーでプレイ可能、1人プレイ専用タイトルです。
(2018年11月時点、中古参考価格528円)
まとめ
ガンシューティングは本当に楽しいですね。
ガンシューティングは、ゲームが苦手な友人とも楽しい時間を過ごせるかと思います。
元がアーケード版の作品が多いという背景もあるかと思いますが、初見でも簡単に楽しめるタイトルになっていますね。
ゲームとして考えると、全体的にガンシューティングはプレイ時間的にはボリュームが少ないですが(アーケード版からの移植の場合は、そんなに100円で長時間プレイされると困るので仕方ないかと思いますが)、逆に言えば数十分でクリア迄できるので、友人とプレイするにはピッタリだったりもします。
今はガンシューティングというジャンルが、FPSに変わってしまったのか、全然新作が出る気配がありませんが、マウスでなくガンコントローラーで操作する体感型のゲームとして、今でも十分に楽しいものになっているかと思います。
体感型のゲームとしては、今後VRといった技術でもっと進化した新しいガンシューティングが発売される事を期待してます。
それまでは皆さんも過去のガンシューティングで楽しんでみてはいかがでしょうか?
(特に、昔のブラウン管テレビをまだ捨てていない方は是非!)
この記事が、購入を検討する際の参考になれば幸いです。