ゲーム音響

ゲーム目的で構築したAVアンプ・スピーカー環境(2018年版)


2018年6月に、ゲーム利用をメイン目的として、AVアンプ・スピーカーで5.1chのサラウンドシステムを新調しました。
ゲームのサラウンドについては、ゲーム機でサラウンド機能を楽しむ(2018年版)の記事でも記載しましたが、そちらで紹介したゲームのサラウンドに必要な機能はふまえて、AVアンプ・サラウンド機能に特化した内容として記事にしております。

構成

5.1ch構成

まず、チャンネル数の構成としては5.1chを選択しました。
(スピーカー×5、サブウーファー×1)

現在は7ch、9chといった、もっとスピーカーの本数が多い構成が主流になってきているので、少ないというイメージを抱かれるかと思います。

これは自分の意見ですが、5.1chを選択した理由として、実際に5.1chと7.1chと試聴してみたところ、私の耳では5.1chと7.1chと耳に集中していないとわからない。
利用用途としてゲームがメインとなるので、ゲームに没頭してしまうと更に違いが感じられないといった事から、当方では5.1chで十分と判断しております。
(5.1chでも自分の周り全体から音が飛んでくるのは変わらないので臨場感は十分ですしね!)
ちなみに7.1chや9.1chと違って、5.1chにするとスピーカーの本数が少なくなりますし、AVアンプのランクも下がるので、全体的な出費が抑えられるといったメリットもあります。

ちなみに、今回は5.1ch環境のサラウンドシステムを構築しましたが、スクリーンやプロジェクターは設置していない為、俗に言うホームシアター環境ではありませんのでご了承ください。

天井吊り

今回、5つのスピーカーは全て天井吊りにしました。

※こちらの3D マイホームデザイナー12で作成した実際の部屋のイメージ画像です。

まず、本来はサラウンド環境の位置的に考えた場合、全てのスピーカーを天井吊りにするのはよろしくありません。
(天井吊りがオススメできるのは、5.1.2chや7.1.2chといったDOLBY ATMOS構成での天井スピーカーの場合で、こちらは立体感に溢れるサウンドとなるので非常にオススメできると思います)

同じスピーカーを設置する場合でも、しっかりと耳の高さに設置して視聴するだけで聞こえてくる音が良くなりますので、それを天井吊りにするなんて非常にもったいないですね。

・・・とまあ、そんな事を書いておきながら、何故に天井吊りでスピーカーを設置したのかと言うと、今回環境を構築したのがリビングだからです。

自分の友人だけでなく、家族の来客もあるリビング。
そこに威圧感のあるスピーカーが「ドン!」と設置されているのは流石に少々控えたいと思いました。

それと、子供が小さい場合に、子供がリビングを走り回って、重いスピーカーを倒したり、怪我するような可能性を考慮すると、大きなスピーカーを床に設置するのは安全面で不安を感じました。

このような理由から、今回はスピーカーを全て天井吊りにする事を選択しました。

ちなみに当方は今回の設置においては、新築のタイミングでハウスメーカーに以下の2点をお願いしました。

  • 天井の補強工事
    スピーカーを天井吊りする位置に補強工事をしてもらいました。
  • スピーカーケーブル用の配管
    スピーカーケーブルを通す為のCD菅を、AVアンプの後ろから天井のスピーカーの位置へ5箇所引いてもらいました。
    リビングの壁をスピーカーケーブルが這っているのは、ちょっとカッコ悪いですからね。

上記2点の金額的としては、配管は大工に行ってもらいましたが、実際のスピーカーケーブルの配線・スピーカーの設置といった作業は自分自身で行った為、工事費として5箇所の天井補強工事(1箇所5,000円なので25,000円)と、5つの配管(1つ3,000円なので15,000円)で、全ての合計で4万円ほどでした。
コードを全て隠蔽した工事費用としてはかなり安くできたと思います。
まあ、当方は素人なので、配管にスピーカーケーブルを通すのなんて初めてでしたし、それが一番苦戦しました。
(最終的には、片方側にビニール紐を差し込み、もう片方側から掃除機でビニール紐を吸い取って、まずはビニール紐を通してから、そのビニール紐にスピーカーケーブルを付け、ビニール紐と一緒に引っ張る事でスピーカーケーブルを通しました。ずっとスピーカーケーブルを差し込んで通せないか試行錯誤していたので、これが一番大変でした)

最近では、大手のハウスメーカーで家を建てるのであれば、「ホームシアタープラン」といった形で、サラウンド環境のスピーカー設置をハウスメーカーに依頼して構築も出来ます。
実際にはハウスメーカーに頼むとは言っても、ホームシアターの専門業者へ外部委託している事が多く、音質といった部分についても信頼できるクオリティのようです。
ちなみに当方が選択したハウスメーカーはローコストメーカーであった為、こういったサービスはありませんでした。
しかしながら、ローコストメーカーと言っても、天井の補強工事は何も問題なくやってもらえました。
(聞いたところ、実際に補強工事をする方は結構居るようで、スピーカーの事を伝えれば、どのハウスメーカーでも対応してくれるかと思います)

個人的な感想としては、業者に頼むよりも自分でやったほうが、金額も安く構築できますし、後のメンテナンスも考慮して構築できるので、オススメします!

設備

スピーカー

環境を構築するのに必要な機器は色々とありますが、当方はまずスピーカーから選びました。

その理由は、スピーカーは長持ちする商品ですし、個人的の意見ではありますが、クオリティの高い音質はアンプといった機器ではなく、実際に音を出すスピーカーが大きな要素を持っていると考えておりますので、予算の大半はスピーカーに費やすという構成にしております。

また今回は、5.1chで5台のスピーカーとなっておりますが、7.1chや9.1chとスピーカーの数が増えれば増えるほど価格も比例して高くなってしまいますが、スピーカーの数が5台と7台や9台と比べれば少なくすんだ為、1つのスピーカーに費用をかける事が出来たと思います。

設置位置

まず、設置する場所は上記でも記載した通りリビングです。

実際にはリビングとダイニング・キッチンと繋がっているのですが、リビングでゲームする事の環境をメインに考え、リビングを1つの空間としてスピーカーの位置は決定しました。
こちらについては、人によってはリビングとダイニングを1つの空間として考える方も居るでしょうし、最も重視する利用用途を想定して構築するのが良いかと思います。

また、視聴場所からスピーカーの設置位置については、5.1chで推奨されているスピーカー配置に従っております。

5.1chで推奨されているスピーカー配置の図(Wikipediaより引用)

機種選定

次にスピーカーの機種選定です。

インテリア的に、リビングの壁紙と合わせてホワイトカラーを基調としたデザインに、あまりスピーカーとして目立たないようにしようと考えた結果、2012年発売と少し古いモデルとはなりますが、ECLIPSEの「TD508MK3」と「TD307MK2A」のホワイトを選択するに至りました。
(スピーカーは1つのモデルが10年単位で販売されたりと商品寿命のスパンが長いので、そこまで古くはないかもしれませんが)

ちなみにもし、リビングでスピーカーを目立たないようにもっと重視するのであれば、今回のようにブックシェルフ型のスピーカーではなく、埋め込み式のスピーカーがベストとは思います。
(実際にハウスメーカーでリビングにサラウンド環境を設置する場合には埋め込みの提案が多いようです)

ただ、それだとスピーカーが故障した際の交換・メンテナンス作業が厄介になります。
スピーカーを交換しようとなると、同型モデルでの交換にしないと、スピーカーが埋め込まれていた天井の穴にフィットしないと思います。
また、埋め込んでしまうと、定期的に行った方がいいであろうスピーカーケーブルとスピーカーとの接続面のメンテナンスもしづらいかと思います。
あとは、流石に10年〜15年に1度くらいはスピーカーケーブルも交換したいでしょうし、もう少し自由にスピーカーをメンテナンスできる構成にしたいと思い、埋め込み式ではない形を選択しました。

と、ここまでインテリア的な話ばかりしてしまいましたが、音質としても、ECLIPSEのサウンドは自然そのままの音が特徴なので、ゲームのようにBGM・音声・効果音と、非常に雑多な音が飛び交うコンテンツの事を考慮すると、変に作った音にならない・自然そのままの音がコンセプトというのは、非常にマッチしていると思い選択しております。

フロント・センタースピーカー

富士通テン ECLIPSE TD508MK3WH ×3台

左右とセンターに置く、合計3台のスピーカーは統一してTD508MK3としました。

天吊りブラケット(TD508MK3を天井取り付けに必要なもの)

富士通テン ECLIPSE CB1 ×3台

こちらはTD508MK3を天井設置するのに必要な金具です。
TD508MK3のスピーカーの台数分、今回は3つを購入しました。

サラウンドスピーカー

富士通テン ECLIPSE TD307MK2AWH ×2台

後ろのサラウンドスピーカー2台はTD307MK2Aです。
フロント・センタースピーカーで使っているTD508MK3よりもランクは下がりますが、このTD307MK2をセットにしたホームシアターパッケージも販売もされているので、これでも十分なスペックを持っているスピーカーです。
※TD508MK3と違い、TD307MK2Aはそのまま天井に取り付けられるので、天吊りブラケットといったオプションは不要でした。

サブウーファー

とりあえず今回はサブウーファーはあえて「無し」の選択でいきます。

なので、今迄ずっと5.1chと言ってましたけど、実態は5chです。
(一般的にわかりやすいので、5.1chと記載しますが)

5chにした理由は、サブウーファーは地面置きがベストと考えると、リビングの地面に置く事となり、子供のオモチャになることが簡単に予想できるので、壊される前提でお金はかけたくないというのがあります。

ハードオフのジャンクあたりをマメにチェックして、何かいいものがあったら買って壊れてもいいから取り付けるかも、というレベルです。
まあ、将来的には購入したいとは思っていますけど、当面はこの環境で考えています。

AVアンプ

当方のAVアンプを購入する際の当方の考え方として。AVアンプは定価からの割引率の高いものを購入するようにしています。

よくある白物家電と同じで、新モデルが出る直前・直後の旧モデルが割引率が高い傾向にあります。
割引率と商品が完売になってしまうタイミングを見計らうのが非常に難しいですが、この購入方法が、AVアンプのスペックに対するコストパフォーマンスが最も高い(高い機能を持ったAVアンプが安く買える)方法だと思っております。

また、上記以外にもAVアンプにかける費用を安くするポイントとして、オーバースペックとなるアンプは選択しない事だと思います。

今回、当方では5.1chの構成の為、7.1chや9.1chに対応したAVアンプではなく5.1chのAVアンプとしました。
こうした構成にするだけでも費用が数万円抑えられたりします。

このように、ずっとAVアンプを安く買う方法を書いておりますが、何故、安いアンプをメインに狙うのかといった理由としては、AVアンプは進歩が早い分野だからです。

オーディオだけではなく、最新の映像コンテンツも含めて処理をするAVアンプは、数年前のモデルであれば4K対応しているかどうかでしたが、今はHDR対応しているかどうかがポイントとなっております。

確かに今、大型テレビを購入するのであれば、4K対応だけでなくHDR対応についても候補となりますよね。

数年前のAVアンプでは、このHDR対応は諦めるしかありません。

こう考えると、数年後に新しいゲーム機が発売されたり、テレビを交換する場合には、今のAVアンプでは機能的に足りなくなって、一緒に買いなおす事が予想されます。

その為、今の段階でAVアンプの高価格帯商品で20万円を使うのであれば、2~3万円のエントリーモデル、もしくは4~8万円のミドルクラスのモデルを必要時に買い換えるほうが満足いく結果になるように思います。
(理想としては、割引率の高いミドルクラスのモデルを、エントリーモデル並みの金額で購入できると最高ですね!)

今回、当方が狙っていた機種として。
当初はONKYOの「TX-NR676E」が新モデルである「NR686」の発表前から価格がいい感じに下がってきて、スペックに対して価格が非常に魅力的で狙っていたのですが、購入タイミングを失敗して完売してしまい、入手する事ができませんでした。
(下記図参照。ちょっと前は最安で37,000円だったのが、今は60,000円オーバーとなってしまいました)

その結果。HDR対応でないのが残念ですが、YAMAHAのRX-S601(B)を購入するに至りました。
HDR対応については、そもそも当方が所持しているテレビもHDR対応では無いので無視するとして。
RX-S601の新モデルとなるRX-S602が発表されたタイミングだった為、今が底値と判断して購入しました。
(最底値ではありませんでしたが、32,000円程度で購入できました)

YAMAHA RX-S601(B)

このランクのAVアンプはHDMI入力が4本のモデルが多いのですが、こちらのRX-S601は6本入力と、色々なゲーム機を接続するのに向いています。
また、AVアンプとしては薄型なモデルで、リビングに設置してもそこまで存在感が強くなく、オーディオラックから1人で取り出せる程度の重量なのも魅力ですね。

また、他にも検討したAVアンプとしてはマランツのNR-1608といったモデルがあります。
こちらは後継モデルのNR-1609が発売された為、時期的にも非常にお得な価格になっておりました。
魅力に思ったのは、HDMI入力が8本あるのですが、その内1つが前面にHDMI端子が付いております。
例えばミニファミコンやミニスーファミといったハードのように、使う時だけ接続したいハードの場合に非常に便利そうで素敵だったのですが、購入したRX-S601と1万5千円以上の価格差があったので、今回は諦めました。

ラック

そして、AVアンプを収納するラックについてです。

密閉しているラックにAVアンプを置いていると、内部に熱がこもって、最終的には機械が熱暴走でフリーズ・機械の寿命自体を縮めてしまう事となります。
(まあ、こちらは最近のPS3やPS4といったゲーム機についても同様かと思います)

その為、オーディオラックのように熱を逃がす為に最低でも背後は空洞となっているラックを使う事で、熱暴走の可能性が低くなります。
機器の寿命を長くする為に、オーディオラックのような風通しのいい棚の利用はオススメです。

単にゲーム機を置くだけならメタルラックのように風通しの良いラックでもいいのですが、メタルラックはスピーカー等の音の振動を受けやすいのと、リビングに設置するインテリア的な面から、今回はしっかりとオーディオラックを購入しました。

注意点としては、オーディオラックは非常に重いです。40kgとかあるので、運ぶ際には注意しましょう。

もしリビングとかあまり人に見られない個室に設置するなら、メタルラックよりも安定して価格的にもリーズナブルな、スチールラックと防振シートの組み合わせで十分かと思います。

オーディオラック

ハヤミ工産 NR-621

前面からのホコリ対策をしたくガラス扉のついたオーディオラックを選択しました。
このNR-621は、木目調のラックなので、他のテレビボードといった家具にも合わせられ、デザイン的にもリビング設置に向いております。
もちろんAVアンプだけでなく、PS4やPS3といった熱のこもるゲーム機も設置しております。

接続

スピーカーターミナル

今回、スピーカーケーブルを天井~壁の中に埋めておりますので、AVアンプ後ろの壁と、天井スピーカーの部分に、スピーカーターミナル経由で接続するようにしました。

Fosmon ホームシアタースピーカー壁プレートコンセント オーディオ分配コンセントパネル銅 バナナプラグバインディングポスト スピーカーサウンドオーディオコネクタ挿入ジャックカプラ (5スピーカー)

まず、AVアンプ裏の壁にこちらの5スピーカーモデルを埋めています。

SODIAL(R)壁コンセント壁のソケット接続ポートと2個バナナジャックスピーカーホワイト

次に、天井の5つのスピーカーの場所には、こちらを埋めております。
天井が白い壁紙なので、ホワイト色の商品にこだわりました。
スピーカーケーブルの接続で、電源のように事故に繋がる可能性が低いと考え、このように安いモデルで十分と判断したのですが、こちらの商品は海外から発送される海外の商品で、かなり作りが安っぽいです。
素材の雰囲気的に将来的に白いプラスチック部分が黄色く変色するかと思われます。(個人的な意見としては設置前にコーティング推奨です)
また、外部パッケージがかなり適当で、コンセントの白い部分に少し傷がついていたりと、正直クオリティとしては値段相当だと思います。

こういった事も考慮すると、パナソニックといったメーカーからもスピーカーターミナルは販売されておりますので、こちらを選択するのがいいかと思います。

パナソニック【WTN4101W】埋込スピーカターミナル1対用

パナソニック【WTN4102W】埋込スピーカターミナル2対用

もしくはスピーカーターミナルは「とりあえずなし」というのも選択肢かと思います。

特に天井については、ケーブル自体が細くて目立たない、スピーカー自体にもケーブルを隠す為の工夫がされていたりして、むしろ何も使わない方がインテリアとして綺麗な気がします。

AVアンプ裏のターミナルについても、このターミナルを繋ぐためにわざわざバナナプラグとか結線することを考えると、ノイズが発生するリスクを抱えるだけですし、なしというのも決して悪くないと思います。

最初は用意せず「とりあえずなし」にして、必要と感じたら用意するというのがいいかと思います。
(設置する際、一気にまとめてやってしまいたくはなりますが・・・)

スピーカーケーブル

スピーカーケーブルについても安さ重視で、Amazonベーシックを利用しています。
正直、ケーブルの違いで音の違いはわかりませんでしたので、安いこちらの商品で十分だと思っています。

Amazonベーシック 16ゲージ スピーカーケーブル 約30メートル

バナナプラグ

ケーブルの取り外しがしやすいように、スピーカーコンセントからの接続はバナナプラグを利用しています。

audio-technica ソルダーレスバナナプラグ AT6302

バナナプラグとしては、もっと安い商品はありますが、以前に買って使っていなかった物があったのでAT6302を利用しています。
さすがのaudio-technicaの商品で、安物と違いクオリティが高いので、何度もケーブルを付けたり外したりする場合はオススメです。安物の場合はこうはいきません。

まあ、当方が今回取り付けたように、天井付けのスピーカーの部分は付け外しを頻繁に行わないので、バナナプラグは無くてもいいような気がします。
AVアンプとスピーカーターミナルの接続部分は、新しいゲーム機を接続する際に見たりするので、バナナプラグにしておいたほうが楽だと思います。
ちなみにバナナプラグは、以前にあったAmazonベーシックの商品(1個100円程度)がまた復活してくれる事を祈っていたりします。
(2020/10/27追記:2020年になって、復活したみたいです)

まとめ

以上のような機器構成で、リビングのゲーム用のサラウンド環境を構築しました。

ざっとの金額としては、ラックやケーブル類の含めた全ての商品を、2018年7月にネット通販の最安値と思われるもので揃えて、ざっと30万円といったところでしょうか。
(うち20万円以上の金額はスピーカーになります)

今回は新築の家に設置するという事もあり、全て新品で揃えてはおりますが、最も高価なスピーカーといった製品は中古で購入するのも良い手かと思います。

特に大型サイズのスピーカーは、結婚・出産や転勤といったライフスタイルの変更に伴い、手放す必要性が発生しがちな商品なので、安く中古でヤフオクやメルカリに出品される傾向にあります。

それと、大型スピーカーは商品の特性上、設置後は余程のことがなければ触る事も動かす事もない為、中古と言っても新品同等の見た目の製品も中古で多く出品されており、オススメです。
スピーカーは10年や20年は平気で長持ちするので、長い目で見ていい物を買うのをオススメします。

ただし、注意事項として。ヤフオクやメルカリで中古を購入する場合には、喫煙環境は確認しておくと良いかと思います。
(喫煙環境に設置してあったスピーカーは非常に臭います・・・)

AVアンプも中古商品になれば2~3年でかなり値崩れするので、価格だけで考えるのであれば非常に魅力的なのですが、前のオーナーがどれだけAVアンプを酷使しているかで寿命が変わってくるかと思います。
仮にAVアンプの寿命が7~8年程度と仮定して、2~3年の中古品が利用できるのは4〜5年と考えると、新品で同クラスの製品の価格と比較して3分の1以下の金額でないとちょっともったいない気がしますね。

補足 PCの接続

当方は、据え置きのPCをオーディオラックに置いて、AVアンプに接続して利用しています。
ゲームはPCゲームもありますからね!
その為、オーディオラックに入れても違和感の無い、オーディオラックにしっかりと入るPCケースを選択しました。

SilverStone SST-GD09B

奥行が358mmと、オーディオラックにフィットするように特化した珍しいHTPCケースです。

こちらのケースの魅力としては、こういったリビングに設置するHTPC型のケースは、Micro-ATXサイズのマザーボードしか対応していないケースが多いのですが、こちらの商品は通常サイズのATXのマザーボードを設置する事ができます。
その為、これまで使っていた既存のタワー型PCの中身を、グラフィックボードも含めてまるごと移植してオーディオラックに収納できました。

これで据え置きのゲーム機だけでなく、PCもオーディオラックにまとめて収納して、色々なゲームのサラウンドがバッチリ楽しめますので。非常に満足しております。

この記事が、購入を検討する際の参考になれば幸いです。

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