GPD WINでレトロなゲームをモバイルで遊びたい!
実際に動くかどうか試してみよう!
・・・ということで第30弾。
前回のランス9の記事に続いてランス完結記念ということで。
今回は1995年12月1日発売の「ランス4.1 ~お薬工場を救え!~」と、1995年12月8日発売の「ランス4.2 ~エンジェル組~」の動作を試してみたので、そちらを書いていきたいと思います。
現状のランス4.1、ランス4.2の状況
こちらの作品は、現在アリスソフトの「配布フリー宣言」対象ソフトとなっていますので、アリスソフト アーカイブズさんや、アリスソフト『配布フリー宣言』対象ソフト配布といったサイトで無料でダウンロードできます。
中古Win3.1&PC-9801&FM-TOWNS CDソフトランス4.1 ~お薬工場を救え~(駿河屋)
中古Windows3.1/PC-9801/FM-TOWNS CDソフトランス4.2 エンジェル組(駿河屋)
結論
まず結果から。
いくつかの手順を踏むことで動作しました!
まず、インストーラーは正常に実行できません。
こちらはインストーラーが16bitで作成されており動作しないのが原因ですが、こちらはCD直下にある「GAMEDATA」フォルダを手動でHDD等にコピーする事で回避可能です。
次に実行ですが、起動プログラムである「system3.exe」を実行します。
結果、動作しませんでした。こちらも16bitアプリで開発されたものでした。
流石に1995年のソフトで16bitアプリ(for Win16)は無理だった・・・とはなりませんでした!
こちらの武田俊也様のサイトで「system3 for Win32」が公開されております。
(「廃墟」となっているリンクの先からダウンロードできます)
この「system3 for Win32」を解凍することで出来る「system3」フォルダ内の「system3.exe」を、CDからコピーした「GAMEDATA」の「system3.exe」に置き換えることで動作しました。
また、音楽についても当然ながら現在のハードではFM音源は動作しませんが、「system3 for Win32」を解凍すると出来ている「patch」フォルダにある「rance41.exe」と「rance42.exe」を、それぞれランス4.1と4.2のCDからコピーした「GAMEDATA」フォルダ内で実行することで、MIDIとして演奏されるようになります。
(こちらの詳細は「patch」フォルダの「readme.txt」をご参照ください)
何はともあれ動作。
素晴らしい!感動です!
動作確認環境
今回、動作確認した環境を記載しておきます。
購入状態のGPD WIN(Windows10英語版)を、日本語化した環境。
Windows10のバージョンとしてはCreators Update(バージョン1703)状態での検証となります。
また、GPD WINにはCDドライブが存在しない為、仮想CD状態にして試しています。
雑記
当時のプログラムそのままとはいきませんが、32bitに対応した実行エンジンに入れ換えるだけでWindows10(64bit)環境でプレイ出来るというのは素晴らしいですね。
この作品の当方のオススメはアーニィさん。
正史でランス殺害を成功させた豪傑であります。
まあ、色々と問題がある人間でもあるので、結果的にはお仕置きされてしまいますが・・・。
この記事が、購入を検討する際の参考になれば幸いです。
©アリスソフト
中古Win3.1&PC-9801&FM-TOWNS CDソフトランス4.1 ~お薬工場を救え~(駿河屋)
中古Windows3.1/PC-9801/FM-TOWNS CDソフトランス4.2 エンジェル組(駿河屋)