1月15日よりこのサイトでも頻繁に取り扱っているGPD WINの後継機であるGPD WIN2のクラウドファンディングが開始されます。
(公式サイトはコチラ)
当方も新機種であるGPD WIN2を買うべきか買わざるべきかと検討したので、その際にしたスペック比較などを記事としてまとめておきます。
GPD WINとGPD WIN2のスペック比較
変更点について赤字で記載しています。
(2020/3/19追記 GPD WIN2 2019版モデルを追記しました!)
GPD WIN | GPD WIN2 | GPD WIN2 2019 | |
OS | Windows10 Home (64bit) | Windows10 Home (64bit) | Windows10 Home (64bit) |
CPU | Intel Atom X5-Z8700(8750) クアッドコア 1.6GHz | Intel Core m3-7Y30 2コア4スレッド 2.6GHz(TB動作時) | Intel Core m3-8100Y 2コア4スレッド 3.4GHz(TB動作時) |
GPU | Intel HD Graphics 405 | Intel HD Graphics 615 | Intel UHD Graphics 615 |
RAM | 4GB | 8GB | 8GB |
ストレージ | 64GB eMMC | 128GB M.2 SSD | 256GB M.2 SSD |
ディスプレイ | 5.5インチ(1,280 × 720)タッチ対応、ゴリラガラス3 | 6インチ(1,280 × 720)タッチ対応、ゴリラガラス4 | 6インチ(1,280 × 720)タッチ対応、ゴリラガラス4 |
ネットワーク | IEEE802.11ac Bluetooth 4.1 | IEEE802.11ac Bluetooth 4.2 | IEEE802.11ac Bluetooth 4.2 |
入出力 | USB 3.0 Type-C、USB 3.0、mini HDMI、オーディオ、microSD | USB 3.0 Type-C、USB 3.0、micro HDMI、オーディオ、microSD | USB 3.0 Type-C、USB 3.0、micro HDMI、オーディオ、microSD |
バッテリー | 6,000mAh(6-8時間) | 4,900mAh × 2(6-8時間) | 4,900mAh × 2(6-8時間) |
サイズ | 155 × 96 × 22 mm / 360 g | 162 × 99 × 25 mm /460 g | 162 × 99 × 25 mm / 460 g |
スティック | DirectInput / マウス / XInput | マウス / XInput | マウス / XInput |
ボタン | L1,L2,R1,R2 | L1,L2,L3,R1,R2,R3 | L1,L2,L3,R1,R2,R3 |
レイアウト | |||
ドラクエ10ベンチ 最高品質(仮想フルスクリーン、720p) |
2,530 | 4,750 | 5,975 |
まず、CPU・GPU・RAMといった基本的スペックがアップしたのと、ストレージが大きくなりました。
特にストレージについては、初代GPD WINで搭載していたeMMCは基本的にスマホやタブレット向けのものだったので難しかったですが、今回のGPD WIN2はM.2型のSSDになったので、自分で換装可能になったのは、非常に面白いですね。
また、初代GPD WINはeMMCがネックでWindows7を入れることが出来ませんでしたが、GPD WIN2がSSDになるのなら、Windows7を入れる事が出来るかもしれません。
それに画面が5.5インチから6インチに大きくなったのも嬉しいポイントですかね。
(モバイルなのでお手軽なのが一番なのはずなのに、何故か大きい画面が欲しくなってしまうんですよね)
センチ表記にすると、13.9cm(5.5インチ)から15.2cm(6インチ)なので、1cm以上のサイズアップです。
モバイル端末としては、この1cmは大きいですね。
Bluetoothは4.1が4.2になったようですが、どちらでも構いませんかね。当方も現行機種で使っていませんでした。
HDMIについても、現行機種で画面出力した機会がないので(大きな画面に出力したい場合は、普通にデスクトップを使っておりますので)、端子についてはどちらでもいいという感じです。小さいのは良い事だとは思いますが。
あえて言うなら、mini HDMIのままだったらNEOGEO miniでも使えるので、そちらの方が兼用できて良かったかなー、と思います。
DirecrInputは、現行の機種でもどうも上手く動作しないので、当方も全く利用しておりません。これは削っても全く問題ないと思います。
これは仕方がないのですが、重さは増えましたね。
ゲーム機で例えるなら、Switchが398g、WiiUゲームパッドが500gなので、その中間くらいの重さになったという感じでしょうか。
(9.7インチのiPadが444gなので、それと同じくらいという事のほうが分かりやすいですかね)
個人的な意見としては、L3とR3ボタンがキーボード位置でなくて、実際にボタンが出来たのは嬉しいのですが、スティックが内側だったのが外側になったのはどうでしょうか。
十字キーをメインに使うゲームをするには邪魔そうな気がします。
逆に、マウス操作はしやすいので、プレイするゲームのジャンルによっては、こちらのほうがいいですね。
(当方のように、PCゲームをメインにプレイするなら、マウス操作がメインなので、こちらのGPD WIN2のほうがいいと予想されます)
ちなみに細かいベンチマークなどについては公式サイトを参照ください。現行のGPD WINとの比較でベンチが記載されているので、わかりやすいです。
他にスペックでわからない部分としては、内臓スピーカーがどの程度のものか。現行機種はチープだったので、もっとこだわって欲しかったです。(イヤホンとか外部スピーカーを繋ぐといったように回避手段はあるのですが、手軽にプレイできるのがメリットなモバイルPCなので、わざわざ外付けするのではなく内臓スピーカーも大事なポイントだと思います)
(2020/3/19追記 GPD WIN2 2019版モデルについて)
2019年に発売されたマイナーバージョンアップ版ですが、既存モデルと比較しても、CPUがパワーアップしただけでなく、基盤から見直されており、放熱対策やmicroSDの書込・読取速度が向上されているみたいです。また5V充電をサポートしていたり、サウンドも強化されていたりと、さらにいいものになってますね!
まだ当方は2016年10月に発売された初代GPD WINを愛用しておりますが、購入から3年以上も経過し、まだまだご機嫌に動作しているのですが、ちょっと惹かれてます・・・。
購入するかどうか
値段次第ですかね。
個人的に500$なら購入、700$は保留、1000$ならスルーでしょうか。
(そんなに金額を出すのなら、Windowsであれば中華PCを買うのではなくてSurface Pro辺りを買ったほうが安全で快適でしょうし・・・)
→結果、出資する場合は599$(通常販売時は899$)でした。
(599$の出資はすぐに終了してしまい、649$での追加販売が開始されました)
599$だと6万4千円程度、649$だと7万円といった所でしょうか。今回はとりあえず保留ですかね・・・。
ちなみに今の2018年1月現在、現行機種であるGPD WINについては色々なオプションもオマケで付いてきても4万円~4万5千円程度で購入できます。
ツクモでも取扱いが始まったので、心配な場合は実店舗での購入も可能です。
また、GPD WINはマイナーバージョンアップを何度も繰り返し、初期よりも大分こなれてきたという感じもありますので、購入するにしてもGPD WIN2のマイナーバージョンアップ後がいいように思っております。
自分の使い方として、主に10年前以上の古いPCゲームを動かすのがメインだったりするので、現行のGPD WINでもスペック的には十分だったりしますので。
(今のゲームも、エロゲーだったら十分に動くスペックですね)
1つ気になる点としては、現行だとスペック的に難しかった、PS2といったエミュレータもある程度は動作するっぽく書いてあるので、そこは気になりますが、それだけの為に買い替えるのはちょっと気が引けます。
steamなどで頻繁にゲームをプレイしているのなら、現行機種よりも動くソフトが格段に増えるでしょうし、購入を検討する価値はあるかと思います。
GPD WINは購入してから頻繁に活用していますので、後継機種が発売してくれるのは嬉しいですね。
(現行機種が無ければ、間違いなく「買い」だったと思います)
今回のように、流石にこの頻度で都度購入するのは厳しいですけども、是非ともまた新機種をリリースし続けて欲しいと思います。
そうなってくれるのなら、当方も2世代か3世代後のモデルを再度購入すると思います。
この記事が、購入を検討する際の参考になれば幸いです。