ドラゴンクエスト~勇者アベル伝説~ コンプリートDVD-BOXレビュー

あまり著名でないＤＶＤ－ＢＯＸの情報がネットを探してもない！

・・・ということで第９弾。

今回は2008年3月28日に発売した「ドラゴンクエスト~勇者アベル伝説~ コンプリートDVD-BOX」について書いていきたいと思います。

放送時は「ドラゴンクエスト」というそのままの名前のアニメ作品でしたが、DVD発売時に「勇者アベル伝説」という名前がついているので、今回はそれに従っております。

作品としては、１９８９年～１９９１年にフジテレビ系列で放送されたＴＶ作品が収録されています。

パッケージ外観

まずはパッケージ正面。

次にパッケージ裏面。

横から。

パッケージ背表紙。

上から。

下から。

当時のアニメーションから抜粋した絵柄を使っているので、本当に放送当時のイメージそのままの外観です。
絵柄があまりにも当時と違うと、ボックスに違和感しか無くなってしまいますし、オリジナルアニメーションのDVD-BOXとしては、これはこれでいい感じだと思います。

次にパッケージ内容です。まずはディスクケースから。
１～３巻の表紙。
１巻はOPでも使われたメインキャラクターのパーティー一行。
２巻はアベル、３巻はティアラとなってます。

１～３巻の裏側。何故か必ず右下にムーアとチチ、カカが入ってます。
チチとカカは癒しキャラクターとしてわかりますが・・・何故にムーア？

次に４～６巻の表紙。４巻はデイジィ。５巻はモコモコ。６巻はヤナックです。

４～６巻の裏側。５巻と６巻は６話収録なので、ムーアは居ません！

そして最後に７～９巻の表紙。
ここで７巻の表紙にまさかのムーアを起用！８巻と９巻はパーティー一行。
普通に考えるならドドンガを使うか、せめて敵ならバラモスを利用するんじゃないかと思いますが、ある意味すごいセンス・・・！

７～９巻の裏側。
最後の最後にムーアでなくアベルとティアラになったのに感じるこの安心感は何でしょう・・・。

ついで。パッケージを開いたところです。
このアベル伝説は水がテーマに感じられる作品なので、作風に非常にマッチしていると思います。

ディスクケースはプラスチックケースでも、普通のDVDに使われているようなケースではなく、透明でかなりオシャレなケースです。
裏側にディスクに入っている映像の概要も記載されているので、変にブックレットにまとまっているよりも見やすいです。
また、ディスク自体も、ディスクケースと同じ絵柄のピクチャーレーベルとなっており、かなりいいディスクケース内容だと思います。

映像内容・映像特典

ディスク８枚に全４２話。

９枚目のディスクに、第４話と第５話の間に放送された「１～４話ダイジェスト版」、打ち切り時に放送された「初回放送時第一部最終話」、再開時に放送された「初回放送時第二部第１話」、特典として「オリジナル総集編」、「オリジナル名場面集」が収録されてます。

アベル伝説の映像が全てコンプリートされていると思いますので、映像内容は満足のいく内容です。

封入特典

封入特典として、解説書であるブックレットとしては、「アニメ設定集」が入っています。
まずは表紙。

背表紙。

内容としてはまずキャラクター紹介。

世界観についても記載。

こういったオリジナルアニメーションの設定資料集は、ある意味マンガ原作のようなものなので、ボリューム自体もありますし、見ごたえも合って非常に良い特典かと思います。

まとめ

非常に素晴らしいDVD-BOXだと思います。

作品内容・ストーリーはドラクエの世界観を上手く活用した、とても楽しいものになっています。
（一度打ち切りになってしまった理由としては、裏番組が「おぼっちゃまくん」で、アニメ同士で潰しあってしまったのが原因だと自分は思っています・・・。実際に自分も当時は録画視聴していました。）
また、ボックスの内容としても、ケース・特典としてクオリティの高いものだと思います。

そして、作品自体の音楽としては、ドラクエ原作のBGMが使われていることも多いですが、オリジナル楽曲についてはサントラが出ています。
こちらの復刻版については、サントラだけでなくOP・EDが全て収録されているので、お得な一品となってますが、この記事を書いている2017年6月現在、どうやらプレミア価格になってしまっているようです。（参考として、こちらは2007年に復刻版が発売されたようですが、2009年時点では普通に定価でAmazonで買えました）

この記事が、購入を検討する際の参考になれば幸いです。